ゲッティンゲンの聖ヤコブ教会の塔にただ登る動画

先週、今週とドイツ中部に位置する街ゲッティンゲンで仕事でした。

ゲッティンゲンは学術都市として有名で、多くの学生がこの街の大学で学んでいます。

そのためか、レストランやカフェなども学生価格で比較的安かったり、あるいは自転車移動の人が多かったりという特徴があります。

 

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ゲッティンゲンの街に中心に高くそびえるのが、聖ヤコブ教会。

今回はその教会の塔にひたすら登る動画を撮影してみました。

雲ひとつない快晴!

見てください。

 

さて今日から17日間は南米へ出張です。

養老孟司「『自分』の壁」

今日も読んだ本の紹介。

養老孟司「『自分』の壁」(新潮社)。

 

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自分、すなわち「個」は何たるかという問いを切り口に、日本の現代社会の抱える問題を論じていく。

そもそも日本は社会との調和を重んじる国だったが、戦後の高度経済成長期に欧米に習い、「自己を確立」し、「個性を発揮」することが推奨されるようになってしまった。

「自分」とは社会という大きな地図の中での自分の現在地と行き先を示す単なる矢印。

社会に同調して生きてみてもなお相容れないところが残れば、それこそが個性であるに過ぎない。

 

個々の人間はあらゆる面で外の世界(社会)と繋がっているという自説に、遺伝子学的視点からアプローチしたかと思えば、江戸時代の日本社会の例を出して迫ってみたりもする。

 

原発には賛成か反対か、ダムの建設には賛成か反対か。

日本で政治家が議論を始めるには、極端な意見のいずれかに属していなければならないという暗黙の了解での前提があるから、議論は幼稚な足の引っ張り合いになるだけ。

昨今急激に進んだ情報過多により、人々はメタメッセージを自分の意見の拠り所とし、さらに極端な思想に陥りがちになる。

 

偶然だが、一昨日読んだ百田尚樹氏の「鋼のメンタル」でも言及されていた、ヴィクトル・E・フランクルの「夜と霧」が、この本でも引用として登場した。

第二次世界大戦時のナチ政権下で迫害を受け、アウシュヴィッツ収容所に収監されたユダヤ人による手記。

気になるので読みたい本のリストに加えておく。

百田尚樹「鋼のメンタル」(新潮新書)

職場で色々とあり、今朝は「あーーー出張行きたくない」とベッドの中で葛藤。

まだ読んでいなかったこの200ページほどのこの新書を本棚に見つけ、何気なく手にとって家を出る。

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1時間のフライトの後、飛行機が着陸する頃にちょうど読み終えると、家を出るまでに抱えていた葛藤が心なしか薄らいでいた。

 

自分の心に響いた点をまとめると、

 

  • 敵も味方もいない人生よりも、敵はいるが味方もいる人生の方が楽しい
  • 他人の悪口は大いにいうべし - 悪口が芸になるほど上手い人は、他人を褒めるのも上手い
  • 幸せの基準を他人に求めるな - 人は生活満足度を「所得額」よりも「所得順位」で見ていることがわかっている
  • 「どうしてそれほどまで人の目を気にせず発言できるのか?」という質問に対する橋下徹元大阪府知事の返答「木星から望遠鏡で地球を眺めてみたら、僕の言っていることなんか、全然どうってことない」
  • 他人の目を気にしているひとは、自意識過剰の「言いたいことを言えずに自信のない人」
  • ゲーテ「世の中のものは何でも我慢できる。しかし幸福な日の連続だけは我慢できない」
  • 自分の非を認められる人は、自分に自信のある人。ウィーンフィルのクナッパーツブッシュの例。

 

仕事に行くのが苦痛になった人のために書かれた本ではないけれど、人生で思い悩むことがあったとき、少なくとも前を向けるようになれるためのヒントがいくつか見つけられる本です。

ちなみに著者は、自分は人生で大きな悩みを抱えたことが一度も無いそうです。

そこまで言い切れるようになったら悟りの境地だな。

これから仕事です。

ドイツ国鉄のファーストクラスに乗る

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ドイツ国鉄のポイントが貯まっているので、出張の時にセカンドクラスのチケットをファーストにアップグレードするのが最近のマイブーム。

ドイツの長距離列車にはファーストとセカンドの車両があります。

庶民はセカンド、一部の富裕層の人間だけがファースト...というイメージがありますが、ポイントなどの様々な特典を活用すると、庶民も意外と簡単にファーストクラスに乗れるものなのです。

今回はドイツ国鉄のファーストクラスの特長を紹介します。

 

1. 広々とした皮製シート

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セカンドクラスの座席は普通の繊維製で通路を挟んで2-2席。

一方のファーストクラスは1-2席で合皮製。

2席並びでも、隣席との間に充分な空間があり、肘掛けも共有していないので、ゆったりと過ごすことができます。

 

2. 新聞が配られる

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始発駅を出てしばらくすると、乗務員がその日の新聞を配りにきます。

ヨーロッパで最も発行部数の多い「ビルト(Bild)」の他、ドイツを代表する高級紙としては「ヴェルト (Welt)」、その他「南ドイツ新聞」「フランクフルター・アルゲマイネ」など、主要紙を無料で読むことができます。

 

3. ドリンクや軽食を注文できる

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高速列車ICE (インターシティ・エクスプレス)の多くには食堂車が備えられています。

食堂車に行けばコーヒーやビールの他、軽い食事を取ることも出来るのですが、

ファーストクラスに座っていれば、巡回している乗務員が注文を取って、席までドリンクなどを運んでくれます。

紙コップではなく、きちんとしたマグカップで座席でコーヒーを飲めるのは嬉しいですね。

 

4. スナックが配られる

ときどき、お菓子をカゴに入れた乗務員が回って来てくれます。

こちらは無料サービスです。

チョコレートやクッキーや、小分け袋に入ったハリボー(ドイツ特産のグミ)、プレッツェルなど、日によって配られるものは異なるようです。

 

5. 乗客同士の会話がある

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セカンドクラスでは、隣りの席に座っている他人と会話することはまずほとんどありません。

ファーストクラスでは、赤の他人同士の乗客間に自然に会話が生まれているのが、比較的よく見られるような気がします。

出発駅で席に着いた時に、最低限のマナーとして隣席の人に「おはようございます」「今日は天気が良いですね」などと言ったスモールトークに始まり、そこから会話が広がっていくケース。

乗客の社会的ステータスの平均が高く、社交性やコミュニケーション能力に長けている乗客が多いことの現れではないかと個人的に思います。

 

 

ちなみに、僕が今回乗ったハンブルク - シュトゥットガルト区間の正規料金(2018430日現在)は以下の通り。

 

セカンドクラス 149ユーロ

ファーストクラス 251ユーロ

 

差額は約100ユーロ(現在の日本円でおよそ13000円)。

旅の快適さを追求するためにこの差額を安いとするか高いとするかは人それぞれです。

が、前述した通り、ドイツ国鉄を頻繁に利用する人はそのポイントでアップグレードしたり、あるいは早割を用いるとセカンドクラスの正規料金より安くファーストに乗れることもあったり。

ファーストクラスに乗るのはそれほど難しいことではありません。

機会があれば皆さんもぜひファーストクラスを利用してみては?

バーデン・バーデンの山道をひたすら歩く

先週バーデン・バーデンに行った時に山の中腹のホーエンバーデン城(通称旧城)まで歩いたのですが、その時の動画をまとめてみた。

 

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ただひたすら歩く動画です。

時間のある方のみどうぞ。

アントワープ紀行 - 動画

先日行ってきたアントワープの動画をまとめてYouTubeにあげてみました。

 

youtu.be

 

動画編集下手くそなのはどうぞお見逃しを。

ブログ記事の方もどうぞご覧くださいませ。

 

littlecastle.hatenablog.com

黄熱病の予防注射を受ける

5月に南米へ行く予定があるため、先週黄熱病のための予防注射を打ってもらいに行った。

黄熱病感染の危険性が有り得るのがブラジルで、ブラジルからコロンビアに移動するときに、黄熱病に感染していないことを証明しないとコロンビアに入国できないとからしい。

その辺の条件は、その時々の国の情勢などによっても変わってくるらしいので、旅行予定のある方はあまり参考にしないでください。

 

黄熱病の予防注射は保険適用外。

また、全ての病院で受け付けているわけではなく、取り扱っている病院を調べて事前に予約をしておくことが必要。

まず、受付で5枚くらいの書類を渡され、記入。

持病がないか、現在服用中の薬があるかどうかなど、一般的な質問の他、

いつ、どの国に旅行するために予防接種が必要なのか、また具体的にどのような土地を訪れるのかも質問される。

大都会に行くのか、住宅地に行くのか、山奥のジャングルに行くのかといった感じで

それによって対策しなければならない予防接種も異なるだろうからね。

それを提出すると、処方箋を渡され、隣りの薬局でワクチンを買って来るように言われる。

 

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買ってきた。61.44ユーロなり。

 

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それを持って診察室に行くと、女医さんに、旅行内容などをもう一度口頭で確認され、

 

じゃ、はい、痛くないですよー、チクッ、終わり。

 

ここからが重要で、30分間、病院の敷地内で待機しなければならない。

なぜなら、何万人に1人の頻度で、敏感な体質な人がアナフィラキシーショックを起こしてしまうから。

僕は幸い、その何万人に1人にはあたりませんでした。

 

めでたしめでたし

 

....って、話はこれで終わらない。

僕がなぜ、予防接種から1週間も経ってからこの記事を書いたか。

なんと1週間空けて、副作用が現れてしまったのだ。

 

1週間前に注射を打ったことなどすっかり忘れていた昨日、ハンブルクでホテル泊まりだったのだが、早朝に極端な背中の筋肉痛で目覚める。

あーーー、そういやハンブルク来る前日にジムで背中鍛えたな。

筋肉痛がこんなに遅れて来るって、歳感じるわーーー

とその時は軽く捉えていましたが、

 

目覚めても頭がボーっとしている。というかめまいのようにクラクラする。

寝不足にしても酷すぎる。

その日の仕事は夕方からだったのだが、仕事場まで辿り着けそうにもないほど足もとフラフラ、頭ガンガンなので、とりあえず仕事場に休みの連絡を。

いやー、筋トレのし過ぎで筋肉痛で睡眠不足になって仕事休むなんて、自分ありえんわー

と思いながらベッドに横たわっていると、だんだん体が熱くなってくる。

 

え? 発熱?

 

ちょっと待て待てこんな症状経験したことない。

 

え、自分..........

 

死ぬ?

 

...........死ぬと言ったら.......

 

黄熱病!

 

ここでようやく思い出した。1週間前に予防接種したことを。

そして、病院で読まされた注意事項に書かれていた副作用のことを。

 

注射後30分以内のアナフィラキシーショックは数万人に1人という頻度だが、発熱、めまい、頭痛、筋肉痛などといった症状が接種後12日以内に現れることもあり、その頻度はなんと1030%、と書かれていたことを。

 

発熱・めまい・頭痛・筋肉痛って、全部あてはまってるし。全部。

 

しかし僕は、ベッドの中で汗をかきながら、若干安心感をも覚えたわけです。

この発熱は原因不明ではないことが判明したことで。

そして、その副作用の症状は酷くても23日で治まると書かれていたことを思い出したことで。

 

副作用の発症率30%って相当な確率だけど、黄熱病にかかってしまうと50%の確率で死亡してしまうらしく、それを防ぐには安い代償なのでしょう。

 

実際、今日で2日目ですが、朝起きたら相当マシになっていて仕事にはなんとか行くことができました。

熱とめまいは完全になくなりましたが、背中の筋肉痛が未だに残っているのは、やはりジムで筋トレし過ぎたからなのか。

ま、ワクチンがしっかり体に染み渡ったことを身をもって証明できたところで、心置きなく南米にいける、ってことで。